サービス提供者
株式会社ポーラ
実証を通じて提供している
サービス名
産後ケアアプリ
令和7年1月時点のサービス状況
実証をしたサービスを事業として継続している
サービス概要
POLA独自の顔分析技術で、産後ママの今の心と体の状態を即座に分析。
分析結果から、1人1人の“今”に寄り添ったケア、サービスを提案するあなただけの産後のコンシェルジェとなる。「疲れているのに休めない」「乳幼児がいる環境で、自分をケアする方法がわからない」「どうしても自分のことは後回し」といった状況で、心身ケアが不足してしまいがちな産後の時期に、1人1人の産後女性の状態にあわせた適切なケア方法・サービスを手間なく簡単に知ることができるサービスである。
サービス導入先・利用者
〇法人等組織向けサービス
〇個人向けサービス
〇女性向けのサービスのみ
対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安
〇妊婦・産後の女性支援へ力を入れている、またこれから力を入れようとしている自治体、企業様
〇妊婦・育休中の方・小さなお子様(0~2歳)を子育て中の方
サービスのURL
サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス
現在、日本の産後女性は、育休中の方が85.1% *¹で、ほとんどが産後も働くことを前提としたライフプランを立てています。しかし、育休復帰を見据え過ごす大事な産後の時期に、産後ママの大多数が心身の不調を訴えている(体の状態が不調と訴えた割合は83.8%、心の状態が不調と訴えた割合は84.9%)*²にもかかわらず、産後ママ自身の心身リカバリーのケアや、サポート体制は依然として十分ではありません。
産後は自分に使える時間が激減するため、自分のケアがほとんどできず、更に復職時期に向けリカバリーをしなければというプレッシャーや心身の不安など大きな課題を抱えている*²ことも明らかになっています。
*¹厚生労働省の「2021年度雇用均等基本調査
*²ポーラ社産後女性に向けた独自アンケート・ヒアリング調査 N=179名
産後女性の心身の不調・育休復帰に向けた社会課題の解決を目指し、産後女性の心身の状態を独自の顔分析技術により、即座に把握し、1人1人の産後の"今"の状態に合わせたケア・サービスをマッチングする産後ケアアプリ(名称:ママニエール)を開発しました。
本事業では、アプリ内で実際に産後女性へマッチングされるサービスの中から、オンラインでのカウンセリングによるメンタルヘルスケア・キャリア支援と、オフラインでの心身状態のケアができる企業と共創し、外部アカデミアでの客観的に効果を測定します。現代の産後ママが心身に余裕をもって産後の生活を送れるトータルケアサービスとしての役割を果たし、育休中女性の復職に向けた心身状態のリカバリーの大きなサポートとなることを実証します。
産後ケアアプリ、ママニエールは㈱ポーラが化粧品研究で培ってきた肌分析の強み*³を活かし、顔を用いて、心身の状態を分析ができる技術を搭載した新サービス。30秒カメラに顔を写せばデータ取得ができるため、時間がない産後ママでも継続的に心身状態のチェックが可能であり、セルフケア意識の醸成が叶います。また、客観的データとしてパートナーに現状の心身状態を伝えられる仕組みがあるため、パートナーの意識変容や、パートナーが産後ママをサポートするための行動へ踏み出せる機会の創出(行動変容の機会創出)も目指します。
*³ポーラのパーソナライズドサービスブランド「APEX」にて2020万件の肌分析実績 (2022年12月末時点)
代表団体 | 株式会社ポーラ 産後ケアアプリ「mamaniere(ママニエール)」 |
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URL | https://www.pola.co.jp/index.html https://mamaniere.pola.co.jp |
協力団体 | ㈱cotree、一般社団法人クレイドル、同志社女子大学看護学部 教授 眞鍋えみ子、准教授 木村静、和泉美枝 |
※実施体制は2023年8月10日時点で確定している団体を記載
事業のご担当者から
ひとこと
株式会社ポーラ/馬場 喜美子さん
出生率が過去最低水準となり、少子化対策が叫ばれる中、産後女性の心身リカバリーに向けたケアは急務です。実際産後の女性の多くは心身の不調を訴えており、産後鬱の増加など、社会課題として現れてきています。周囲のサポート体制の強化など、課題は多々ありますが、まずは、産後の女性自身が手軽に自分の心身状態を把握でき、今の自分の心身の状態にあった産後のサービスが網羅的に提案される環境を作りあげることで、産後のウェルネス向上を目指します。更に、産後の心身リカバリーをサポートすることで、スムーズな復職を叶え、女性の持続的なキャリア構築に貢献したいと考えています。産後鬱の減少・産後女性のウェルネス向上・育休社員の復職に向けた心身状態のリカバリーに興味を持ってくださる、企業・医療機関の方、顔分析からの心身状態の把握などにご興味をお持ちの方など、ぜひお声かけいただけますと幸いです。