サービス提供者
株式会社Kids Public
実証を通じて提供している
サービス名
産婦人科オンライン
令和7年1月時点のサービス状況
実証で実施した内容を一部変更してサービスを提供している
変更後の概要
企業向けのオンライン相談サービスは現在も提供している。
ただし、実証事業として実施した「オンライン定期支援プログラム」としてはサービスを提供していない。
サービス概要
産婦人科医や助産師にスマホ等からオンラインで相談できるサービス。3種類の相談に対応している。
①夜間相談:平日18時~22時 10分間の予約制で、産婦人科か小児科の医療者に相談。
②いつでも相談:毎日24時間 ウェブサイトのフォームからメッセージが送れる一問一答形式の相談。
③日中助産師相談:月・水・金の13~17時 予約なしで助産師とチャット相談。
サービス導入先・利用者
法人等組織向けサービス
対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安
〇法人種別・規模に制限なし
(自治体、企業、医療機関、保健組合、教育機関など)
〇産婦人科オンラインは全ての女性が対象
サービスのURL
サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス
労働力人口総数に占める女性の割合は44.3%であるものの、年齢別にみると30代を底にしたM字カーブの減少がみられ、管理職比率も国際的にみると低い水準です。*¹ 女性の離職理由は、「出産・育児のため」が最も多く(19.7%)、妊娠までに必要な不妊治療や、女性特有の健康課題で勤務に支障をきたしたり、離職を余儀なくされるのも多いのが現状です。*² これには、働く女性が自身の健康について短期的・長期的な観点で適切な情報や医学的知識を就労早期から得られていない可能性があります。また、男性を含めた職場全体における女性特有の健康課題への理解やサポート体制の不備が課題として考えられます。
*¹令和2年版働く女性の実情 (厚生労働省,2020)
*²令和2年版働く女性の実情 (厚生労働省,2020)
「女性特有の健康課題に関するeラーニングプログラム」(下記2点により構成)を若年層の男性、および女性従業員に対して提供します。女性本人だけでなく男性を含めた働く環境において、女性の健康に対する理解を深め、女性個人のウェルビーイングと生産性向上が期待できるかを検証します。
1.eラーニングツール
スマホから実施可能なeラーニングで、ユーザーの回答内容により自動カスタマイズされた情報を表示します
2.遠隔医療相談
実証期間中、希望者はオンライン相談サービスを用いて専門の医師から直接アドバイスを受けられます
本事業では、eラーニングプログラムを若年社員に向けて提供することで、個人が今後の長い従事期間における健康への適切な向き合い方を早期に身に付けることを目指します。また性別に関わらず学習することで、職場内での相互理解を深め、女性特有の健康課題やライフイベントによる離職を防止し、企業価値を高めていきます。中長期的には、オンラインで実施可能な本プログラムを全ての世代に拡張し、所在地や人数規模に関わらず日本全国の企業や事業所に提供することで女性の健康課題へのリテラシー向上へ寄与できると考えています。
代表団体 | 株式会社Kids Public |
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URL | https://kids-public.co.jp/ |
※実施体制は2022年9月14日時点で確定している団体を記載
事業のご担当者から
ひとこと
株式会社Kids Public/鳥海 玲奈さん
就労継続に大きく関わる健康課題の1つとして、例えば、子宮頸がんは20代後半から罹患率が急上昇し、30代後半でピークとなることが知られています。また、子宮内膜症や性感染症に関しても、30代以降で症状が強くなって発見されることも少なくありません。今後起こりうる女性特有の健康課題をより早期に、男女ともに知ってもらいたいという思いから、今回の事業を立ち上げました。本事業の対象者は新卒入社1〜3年目と限定していますが、若年層への介入により職場全体でヘルスリテラシーを向上させ、誰もが働きやすいと感じる環境を作り、その結果、個人の健康やライフイベントに関連した退職を防止することにつながると考えています。