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大阪ヒートクール株式会社

教育機関・自治体に対する生理痛VR体験デバイスを用いた研修事業の効果検証教育機関・自治体に対する生理痛VR体験デバイスを用いた研修事業の効果検証

取り組むべき課題

日本において、生理に伴う症状による経済損失は約5,700億円と試算されており、女性の労働生産性に大きな影響を与えています。特に生理痛は、多くの女性が経験する一方で、その苦痛が個人間で共有・理解されることが少ないのが課題です。
教育機関においては、令和5年度の調査によると女性教員比率が過去最高に達しており、女性が働きやすい環境整備が急務となっています。また、自治体では女性職員の比率が低く、女性の健康や活躍を支援する役割を男性職員が担うことも多いため、彼らが当事者としての理解を深めることが重要です。

実証事業の内容

"生理痛VR体験デバイス"はEMS技術による腹筋刺激を使用し、生理痛を疑似的に再現することで、男性でも生理痛の感覚を経験し理解する機会を提供します。デバイスに加えて対話を盛り込んだ研修を実施し、受講者が生理痛をより深く理解し、女性の労働における困難さを尊重する一助となります。
具体的な研修内容としては、女性の健康や生理に関するセミナー、生理痛VR体験、生理痛に関するグループディスカッションとアイデア発表、生理痛を含む女性の健康に対する既存の取組紹介を予定しています。

この事業で貢献できること

本実証事業では、生理痛体験を通じて、生理を経験したことのない男性職員や、生理痛の苦しさを共有できなかった女性職員に対して、理解や共感を促す機会を提供します。それにより、女性が働きやすい職場環境の改善に貢献します。
短期的には、研修を通して相互理解を深めることで意識改革が見込まれ、中長期的には、地域や職場全体での女性支援施策の充実が期待されます。生理痛に留まらず、他の様々な痛みや困りごとに対する共感や理解を深める姿勢を育てることも期待されます。

事業体制の紹介

代表団体 大阪ヒートクール株式会社
URL https://www.osaka-heat-cool.com

※実施体制は2024年8月21日時点で確定している団体を記載

現在の製品・サービスの提供状況
(2025年1月時点)

サービス提供者

大阪ヒートクール株式会社

実証を通じて提供している
サービス名

教育機関および自治体に対する生理痛VR体験デバイスを用いた研修事業の効果検証

令和7年1月時点のサービス状況

実証中

サービス概要

独自開発した"生理痛VR体験デバイス"はEMS技術による腹筋刺激を使用し、生理痛を疑似的に再現することで、生理を経験したことのない男性や生理痛の苦しさを共有できなかった女性でも生理痛の感覚を経験し理解する機会を提供。
デバイスに加えて対話を盛り込んだ研修を実施し、受講者が生理痛をより深く理解し、女性の労働における困難さを尊重する一助とする。男性・女性ともに受講できるため全員参画で女性の健康理解を深められる機会提供を目指す。

サービス導入先・利用者

法人等組織向けサービス

対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安

〇教育機関および自治体向けサービス
〇男性、女性混合の30名程度の単位で実施可能

サービスのURL

https://sites.google.com/view/ohc-period/home/

サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス

perionoid@osaka-heat-cool.com

事業のご担当者から
ひとこと

大阪ヒートクール株式会社/久保田 千晶さん

生理痛は、多くの女性が経験する一方で、その苦痛が個人間で共有・理解されることが少ないのが課題です。当社では、疑似的に生理痛を体験する技術“ピリオノイド”を用いて、企業向けに研修を行い、互いを想いやりながら働くことの重要性を伝えてきました。本実証事業では、教育機関や自治体向けに研修を展開し、より多くの方々に体験していただくことを目指しています。女性職員の支援制度に課題を抱える教育機関や自治体の方、また関心をお持ちの方は、ぜひお声かけいただけましたら幸いです。

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