サービス提供者
政策研究大学院大学 WaiSE研究開発事務局
実証を通じて提供している
サービス名
WaiSE Work
令和7年1月時点のサービス状況
準備中
サービス概要
女性の自覚する多様な症状を的確に把握し、女性に特化したアルゴリズムで、女性の問診・受診・診断を支援するヘルスケア アプリケーション。
医師主導の開発と、性差医学(ジェンダー医学)と女性専門外来の 10年間の豊富な診療データベース(エビデンス)に裏打ちされている点が特徴である。WaiSE Workは、WaiSEの健康経営版として日々のワーキングライフをサポートする機能を追加し、コンディションに応じて産業医や管理栄養士からのアドバイスをアプリでリアルタイムに受けられる。
サービス導入先・利用者
〇法人等組織向けサービス
〇個人向けサービス
〇女性向けのサービスのみ
対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安
〇健康経営を目指す全ての企業、自治体、大学 等
〇男女を対象にした健康セミナー・性差医療セミナーの対象は、全年代の男女 企業の規模を問わず導入可能
サービスのURL
サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス
働く女性の約半数が「月経随伴症状や更年期症状が強い時は、仕事のパフォーマンスが半分以下になる」と自覚しています*¹。女性は月経、妊娠・出産、更年期等により、同時に多様な自覚症状をいくつも併せ持つことが多い傾向にあります。女性は不調をかかえながらも、受診時に数ある症状を的確に伝えるのが困難であったり、症状が多様なため適切な診療科へ至らぬまま、我慢して働き続ける「プレゼンティズム」が、今日の健康経営上の問題点として注目されています。今回、健康経営のため新たに、ジェンダー(性差)医学・医療を導入したWaiSE(ワイズ)アプリを健康経営版にカスタマイズし、その実証を行い、プレゼンティズム等の解消を目指します。
*¹「働く女性の健康増進に関する調査結果」(JHPN,2018年)
健康経営の質的向上とプレゼンティズム解消のため、医師が開発した性差医療アプリWaiSEを健康経営版にカスタマイズし、実証します。働く女性がWaiSEアプリを活用し、体調把握や健康管理、可能性のある疾患や適切な受診科を知ることができます。セルフケアとしては適切な食事が大切であるため、忙しく働く女性のために、ライフステージに沿った疾患予防の食事アドバイスを提供します。性差医学の啓発を含め、新規性・独自性に優れた性差医療アプリ「WaiSE(ワイズ)」を用いた健康経営促進サービスの構築と実証を行います。
医師が開発した性差医療アプリWaiSEを、働く女性が活用し、自身の体調把握や健康管理、可能性のある疾患や適切な受診科を知ることで、プレゼンティズム解消に貢献します。また、セルフケアのためライフステージに沿った食事アドバイスを、働く女性が実施しやすい形で提供します。近年、男女共通の疾患の予防や診療に性差があることが明らかになっています。性差医学・医療セミナーを企業全従業員を対象に行うことは、女性も男性も含めた企業全従業員にシナジー効果をもたらし、性差とライフステージを考慮した皆の健康意識向上へと繋がって行くことが期待されます。
代表団体 | 国立大学法人政策研究大学院大学 |
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URL | https://www.grips.ac.jp/ https://www.waise-healthcare.com/ |
参加団体 | 株式会社オクタウェル |
協力団体 | 株式会社アルム、DeNA |
※実施体制は2023年8月10日時点で確定している団体を記載
事業のご担当者から
ひとこと
国立大学法人政策研究大学院大学/片井 みゆきさん
「WaiSE(ワイズ)」は、女性診療に携わる医師が開発した女性のライフステージに寄り添うヘルスケアを実現する、従来にないフェムテック(ジェンダード・イノベーション)です。
WaiSEは女性の多様な自覚症状に対応し、女性自身も言語化が難しかった自覚症状を的確に把握することで、女性のヘルスリテラシー向上、セルフケアから健康経営へと繋げます。
働く女性が生き生きと働き続けるために、ジェンダー(性差)医学的なアプローチで、未病を含めた心身の不調を適切に把握、ケアする仕組みをつくることが重要です。そのために、今回、性差医療アプリケーション「WaiSE(ワイズ)」を用いた健康経営促進サービスの構築と実証を行います。