サービス提供者
株式会社TENGAヘルスケア
実証を通じて提供している
サービス名
ケーゲルサポートアプリ
令和7年1月時点のサービス状況
実証をしたサービスを事業として継続している
サービス概要
骨盤底筋トレーニングの継続を補助するスマートフォン用のアプリケーションを提供。
このアプリケーションは、骨盤底筋の筋力測定アイテムである『ケーゲルチェッカー』と同時に使用され、ケーゲルチェッカーによる測定の補助、測定結果の記録、測定結果に基づく推奨トレーニングの提示、またトレーニング方法の解説や補助といった機能を有する。尿失禁や骨盤臓器脱等の予防・改善やその他の骨盤底筋トレーニングの効果によって、女性のQOL向上に貢献を目指す。
サービス導入先・利用者
個人向けサービス
対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安
男女双方に向けたサービスを提供
サービスのURL
サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス
自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことを、尿失禁と呼びます。女性の場合は、加齢、妊娠や出産等によって骨盤底筋の衰えやダメージを負うことで、症状が起こります。尿失禁のリスクは男性よりも女性で高く、20-60代の女性の35%で尿失禁の経験があることがわかっています(株式会社TENGAヘルスケア調べ, 2020)。尿失禁の症状により、日々の生活に不安をもたらし、女性が働く上でも問題となるため、症状の予防・改善が求められています。
尿失禁の予防・改善に効果的な方法として「骨盤底筋トレーニング」がありますが、骨盤底筋は体の深部にあり筋肉の動きや収縮を可視化できないため、有効なトレーニングを継続するのが難しいという課題があります。
本事業を通じて、女性がより働きやすい社会を築くことを目指しています。骨盤底筋のダメージが主な原因となる尿失禁や骨盤臓器脱を女性の悩みであり、解決すべき課題と捉え、本実証事業を立ち上げました。
実証では、骨盤底筋の筋力と可動性を自宅で手軽に測定できるアイテム『K-Gel CHECKER(ケーゲルチェッカー)』を用いた骨盤底筋トレーニングの継続性と、さらに本事業で開発するトレーニング支援アプリを併用した場合の骨盤底筋トレーニングの継続率向上の2点を検証します。
本事業では、『K-Gel CHECKER』や本事業で開発するトレーニング支援アプリを用いることで骨盤底筋トレーニングの継続率が向上するのか、さらに骨盤底筋トレーニングの継続率向上により尿失禁の症状改善や、女性の健康に良い作用があるかを検証していきます。また、本事業では、骨盤底筋トレーニングを続けやすいものにすることを長期目標とし、尿失禁や骨盤臓器脱等の予防・改善やその他の骨盤底筋トレーニングの効果によって、女性のQOL向上に貢献していきたいと考えます。
代表団体 | 株式会社TENGAヘルスケア |
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URL | https://tengahealthcare.co.jp/ |
協力団体 | 医療法人LEADING GIRLS 女性医療クリニックLUNAグループ |
※実施体制は2023年8月10日時点で確定している団体を記載
事業のご担当者から
ひとこと
株式会社TENGAヘルスケア/牛場 栄之さん
骨盤底筋や周辺の靭帯等で構成される骨盤底の衰えやダメージにより、尿失禁や骨盤臓器脱等が生じ、女性のQOL(Quality Of Life)は大きく低下します。特に失禁の症状があると、日常生活に不安があり、遊びも仕事もアクティブに取り組めなくなる懸念があります。この状況は、超高齢社会かつ女性の社会進出が進む本邦において慢性的な課題です。この課題解決に寄与し、多くの女性のQOL向上に貢献したい、これが本実証事業を立ち上げた背景です。また、本実証事業と併せ、骨盤底と健康の関係や、トレーニングの重要性を広く啓発していきたいと考えています。骨盤底に関する健康課題を社会課題と捉え、啓発や効果検証等で連携が可能な企業、医師をはじめとする専門家、学会・業界関係者等の方々と協力関係を構築できますと幸甚です。