サービス提供者
東レ株式会社
実証を通じて提供している
サービス名
La Seek
令和7年1月時点のサービス状況
実証をしたサービスを事業として継続している
サービス概要
「痛みのコミュニケーション」の重要性に着目し、自社工場で働く女性の作業によって引き起こされる首、肩、腰、足、眼の疲労や痛み等の症状の改善や健康に関する情報サイトLa Seek(らしーく)をイントラネット内に開設。痛みの感情は孤独だと増幅し、逆にシェアして共感することで緩和することに着目し、女性が働く職場において自分の身体の不調・痛み・悩みに気づき、それを表出しやすい環境を整え、健康に生き生きと働ける職場を提供する。
サービス導入先・利用者
〇法人等組織向けサービス
〇個人向けサービス
対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安
導入可能な企業の規模は1000人以上
サービスのURL
サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス
少子高齢化社会の中で、女性特有の健康課題の解決は社会として取り組む喫緊の課題であり、特に20~30代女性はPMSや月経困難症が強く出たり、子宮内膜症などの疾患も増加*¹しています。こうした健康課題がプレゼンティーズムに影響を及ぼしています*²。また、この世代は社会におけるキャリア形成と、結婚や妊娠・出産といったライフイベントの時期が重なるため、限られた時間の中で自分の健康課題と十分に向き合えていない人が多いと言われています。女性の健康課題は多種多様であることから、ひとつの企業の製品・サービスですべてをカバーするのは難しい側面があります。
*¹患者調査(厚生労働省大臣官房統計情報部、2014)
*²働く世代が抱える見過ごされている健康課題への対応の必要性(株式会社日本総合研究所、2021)
東レ株式会社、あすか製薬株式会社、株式会社ネクイノ、プレミア・ウェルネスサイエンス株式会社の4社は、各社のリソースやノウハウを組み合わせて女性特有の健康課題に関する正しい知識提供と、機能性化粧品やオンライン健康相談、ホルモン分析サービスといった各社のユニークなフェムテック製品・サービスを体験できるワークショップを開催します。それらが女性自身の意識・行動変容に繋がるのか、プレゼンティーズムの測定・検証を実施。健康状態を管理するDWP(デジタル・ウェルネスプラットホーム)の構築に向けた実証事業を協業していきます。
本事業の情報提供と体験型ワークショップをきっかけに参加する女性が自身のヘルスケアや健康づくりの必要性を認識し、ヘルスリテラシーを高めることでウェルビーイングの実現と女性特有の健康課題・キャリア・ライフイベントの両立に貢献します。これらすべての効果の先に女性の健康に対する社会全体の理解向上を想定することができます。最終的に、男女ともに、見えない健康課題に対して社会全体で寄り添える環境と、安心・良質な素材や製品サービスが、デジタル基盤とともにリーズナブルに提供される社会を目指します。
代表団体 | 東レ株式会社 |
---|---|
URL | https://www.toray.co.jp/ |
参加団体 | あすか製薬株式会社、株式会社ネクイノ、プレミア・ウェルネスサイエンス株式会社、 株式会社 東レシステムセンター |
協力団体 | 一般社団法人メディカル・フェムテック・コンソーシアム、 滋賀医科大学 北原照代特任准教授、昭和大学薬学部 佐藤均教授 |
※実施体制は2022年9月14日時点で確定している団体を記載
事業のご担当者から
ひとこと
東レ株式会社/笠坊 美紀さん
本事業の採択を通じて女性のヘルスケア分野のパイオニアである3社(あすか製薬株式会社、株式会社ネクイノ、プレミア・ウェルネスサイエンス株式会社)と協業で取り組むことにやりがいを感じています。本提案のきっかけは「仕事を懸命にやっていて30代後半で結婚。自分は大丈夫と思っていたけど、不妊治療を受けても、望んでいた子どもは授かれなかった。自分の生殖能力について早く知っていれば、違った人生があったかもしれない」という女性社員の声でした。今回の「自分を知る」ためのプログラムは、4社の女性社員を対象に検証しますが、他事業者様と交流の機会もあり、いろいろなことを学び、良質なサービス開発へ繋げたいと考えます。