Femtech_10
43
株式会社水星

産後のもっとも不安な時期から家族に寄り添い心と体と生活を多面的・継続的にサポート産後のもっとも不安な時期から家族に寄り添い心と体と生活を多面的・継続的にサポート

取り組むべき課題

産後女性は、妊娠・出産で身体的負担がある中、育児をしたり、ホルモンバランスの乱れによる産後うつ、育児後の社会復帰への不安など精神的な負担があります。以前は、里帰り出産で出産、育児支援を受けられ、「里帰り出産=産後ケア」でしたが、現代は産婦の高齢化、核家族化で、里帰り出産ができず支援を受けにくい女性が増加。こうした背景から、社会的に産後ケアへの関心が高まる一方で、宿泊型産後ケア施設の利用は極めて少ないのが現状です。実際、行政の宿泊型産後ケア事業はソフト面のサポートにおいて、民間の宿泊型産後ケア事業は安全性などにおいて、脆弱性が散見され、産後ケアはニーズがあるにも関わらず提供体制などで改善の余地があります。

今回の実証事業の内容

宿泊型産後ケアサービス「HOTEL CAFUNE」と、産後女性と家族への継続的なサポートで、女性の社会復帰を後押しします。宿泊型産後ケアサービスでは、産後女性と新生児はもちろん、パートナーや家族の滞在を可能にし、また、産後女性とパートナーへの育児知識の装着を専門家の助産師等が実施。衣食住に加え託児サービスも充実させ、産後女性がゆっくりと過ごし、心身をいたわる時間を提供します。宿泊型サービス終了後は、助産師等のスタッフに育児やその他の悩みをオンライン相談できる環境も提供。自宅に戻ってからの生活もサポートします。

この事業で貢献できること

本事業は、産後の女性が産後直後の身体的・精神的に不安定な時期を安心して過ごせる環境を提供します。また、自宅に戻ってから2人で協力しながら育児ができるようにするために、産後女性とパートナーに育児知識を段階的に伝え、オンラインで継続的にサポートすることにより、実生活の育児の不安や悩みの解消に繋げます。産後女性自身のみならず家族全体のQOL向上や、産後女性の社会復帰への不安払しょく・キャリア継続意思増進・社会復帰促進ができるはずです。その先には、「働く女性のウェルビーイング向上」があると考えています。

事業のご担当者から
ひとこと

株式会社水星/龍崎 翔子さん

今現在仕事に向き合っている状況から、今後のライフステージを想像したときに、妊娠・出産、そして、その後の育児について不安を感じました。その不安は、周りの働く女性たちも同様に抱いているはずだと思います。この産後ケア事業、そして今回の実証事業に取り組むことで、既存の産後ケア事業の発展と普及、さらに産後連綿と続く育児を含めた生活の向上、働く女性の活躍に貢献できれば幸いです。

事業体制の紹介

代表団体 株式会社水星
URL https://suisei-inc.com/

※実施体制は2022年9月14日時点で確定している団体を記載

資料ダウンロード