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株式会社With Midwife(関西エリア)

企業専属の助産師が、働く人の健康や子育ての悩みをオンラインで個別サポート企業専属の助産師が、働く人の健康や子育ての悩みをオンラインで個別サポート

現在の製品・サービスの提供状況
(2025年1月時点)

サービス提供者

株式会社With Midwife

実証を通じて提供している
サービス名

伴走型従業員支援サービス「THE CARE」

令和7年1月時点のサービス状況

実証をしたサービスを事業として継続している

サービス概要

従業員とその家族を支援する企業向けのAIと医療専門家を活用したアプリケーションサービス「THE CARE」を提供。従業員とその家族は、アプリケーションを使って簡単に自分の心身の状況をチェックしたり、自社専属の医療専門家にチャットやビデオ通話で相談することが可能。特に子育て家庭には自宅に訪問してのケア提供も行う。看護師・保健師・助産師資格に加え、キャリア支援や人事労務知識も身につけたウェルネスコーディネーターは相談データを基に企業へも施策提案を行い、組織改善を支援する。

サービス導入先・利用者

法人等組織向けサービス

対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安

〇民間企業、自治体、教育機関など
〇企業規模は不問、ただし最低利用料金月額5万円~

サービスのURL

https://the-care.withmidwife.jp

サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス

thecare@withmidwife.jp

取り組むべき課題

不妊治療や妊娠、子育てなど、女性特有のライフイベントは女性の離職理由の大きな原因*¹となっています。また、日本における月経随伴症状に関連した社会の経済的負担額は、年間6,828億円*²にのぼるとも推計されています。就労女性はさまざまな健康課題を抱えながらキャリアを継続しており、女性が働きやすい職場環境の整備と、女性特有の疾患・症状と就労の両立支援を有効に作動させるには、就労女性と担当医療従事者や中間管理職とを結びつけることが最も現実的で有用な手段*³であると言われていますが、それが現状は不充分となっています。

*¹令和2年版 少子化対策白書 (内閣府,2020)
*²Burden of menstrual symptoms in Japanese women: results from a survey-based study (Journal of Medical Economics,2013)
*³女性特有の疾患に対する男性中間管理職と女性中間管理職の認識の差 (日本職業・災害医学会会誌, 2017)

実証事業の内容

株式会社With Midwifeでは、独自カリキュラムを用いて育成した助産師を企業に導入する顧問助産師サービス「The CARE」を2019年より提供しています。企業向けの福利厚生サービスで、1企業につき3人以上の助産師が専属で、企業やその社員をオンラインと対面で支援します。本事業では、企業内に助産師が介入することの有用性について、これまでの小規模なユーザーヒアリングではなく、トップランナーとして多様な業種や従業員規模の企業を対象とし、対象者数を拡大したフィールドで検証を行い、当分野全体の発展を目指します。

この事業で貢献できること

本事業では、働く女性をはじめとしたすべての働く人を対象としたオンラインによる健康や子育ての個別サポートなどを通して、個人の健康や子育てに関する課題解決に企業内助産師の介入がどのように影響するかを明らかにします。そして、行政・自治体および民間企業と連携し、医療機関や助産師をハブとした、その地域に住む女性がいきいきと働けるような仕組みを構築します。また将来的には、産業医や産業保健師のような国の制度化、医療機関や職能団体と連携して地域レベルで助産師が企業とマッチングしサポートできるような環境を構築したいと考えています。

事業体制の紹介

代表団体 株式会社With Midwife
URL https://withmidwife.jp/
参加団体 東京慈恵会医科大学
協力団体 公益財団法人大阪産業局、近畿経済産業局、株式会社アワーズ、アンダーデザイン株式会社、オーツケミカル株式会社、株式会社F.C.大阪、株式会社クレディセゾン、株式会社ザ・ゴール、株式会社ジェイアール西日本ウェルネット、株式会社タウ、株式会社中農製作所、Park KSB、パーソルキャリア株式会社、廣田証券株式会社、株式会社毎日放送、株式会社メルカリ

事業のご担当者から
ひとこと

株式会社With Midwife(関西エリア)/岸畑 聖月さん

私自身、病院勤務にて多様なライフステージの女性に出会いました。仕事を昼間や平日は抜けられず受診が遅れて悪化した20代の方、妊娠による体の変化と業務のバランスが取れず早産になった30代の方、不妊治療と仕事との両立に悩む40代の方、更年期の症状で会議が怖いと話す50代の方……。その多くが医療という側面だけでは解決のできないものであり、私たちがもっとそばで寄り添えたらと感じていました。The CAREには多くの助産師が強い意志を持ち、参画してくれています。今の時代最も強固なコミュニティーは、会社です。昔からコミュニティーを守ることを使命とした助産師として、企業内助産師の有用性を検証していきます。

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