Femtech_11
3
株式会社シンフォニア

テクノロジーで母体と赤ちゃんの情報を正確に把握し、出産への希望や幸福感を増強テクノロジーで母体と赤ちゃんの情報を正確に把握し、出産への希望や幸福感を増強

現在の製品・サービスの提供状況
(2025年1月時点)

サービス提供者

株式会社シンフォニア

実証を通じて提供している
サービス名

診療支援システム Eveforma

令和7年1月時点のサービス状況

実証をしたサービスを事業として継続している

サービス概要

女性のライフステージに伴う心身の変化を、産婦人科診療の側面から支援するシステムを開発。
妊娠・出産や不定愁訴と呼ばれる更年期の症状、女性特有の不調に対して、イラストやCGを用いることで患者様自身がより症状に対する理解を深められることに加えて、女性が見ることを意識した優しいデザイン性を追求した。家族やパートナーとの情報共有を可能とし、孤独感や不安感の軽減に繋がり次のステップへの後押しとなることを目指す。

サービス導入先・利用者

〇法人等組織向けサービス
〇個人向けサービス

対象としている法人の性質や
サービスの対象者の目安

〇産婦人科クリニックや空間デザインを検討中の経営者及び個人
〇デザインは個人向けにも対応

サービスのURL

https://www.symphonia-inc.com

サービスの問い合わせ窓口となる
メールアドレス

info@symphonia-inc.com

取り組むべき課題

働く女性は、様々な理由により出産を機に約47%が離職しています。近年は晩産化により不妊治療を受けるケースが増加し、精神的な負担や通院回数の多さなどの理由から約16%の女性が離職を選択せざるを得ない状況となっています。また、マタニティハラスメントと呼ばれる仕事をもつ多くの女性が自身の妊娠・出産に関して、妊婦であるがゆえの体調不良や、業務効率の低下、働き方の意識環境などで職場に対して何らかのストレスを抱え、退職せざるを得ないケースが増加しており、キャリア形成と妊娠・出産・子育ての両立や、不妊治療との両立への課題が上げられています。

出典:内閣府 共同参画(令和元年5月)、厚生労働省「平成29年度『不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査』」

実証事業の内容

株式会社シンフォニアでは、妊娠・出産の大きなライフイベントに直面することで不安やストレスを感じる女性に、本事業で改良したEveformaを通して、赤ちゃんや母体の情報を正確に把握することで不安やストレスを解消し、出産への希望や幸福感を感じる支援を行います。また、医療従事者に関しては、電子カルテ連携ができることで診療時間の短縮が可能となり、本来の業務であるケアへの余裕がうまれ、妊産婦や患者のQOL向上、手厚い産後ケアへとつなげられることを検証します。

この事業で貢献できること

本事業を通じて、Eveforma導入によってもたらされる妊産婦のQOL向上や医療従事者の負担軽減を実証し、新規のシステム導入院の増院を目指しています。妊娠を望む女性が、自身の選択したライフプランを諦めることなく、両立するために弊社ができるシステム設計や商品開発などを行い、現代の女性の妊娠・出産に対してのヘルスリテラシーの向上を実現します。当社は、女性が直面するライフイベントに欠かすことのできない病院診療という側面から、女性だけでなく社会のウェルビーイングを支援したいと考えています。

事業体制の紹介

代表団体 株式会社シンフォニア
URL https://www.symphonia-inc.com/
協力団体 医療法人 秀央会 もりレディースクラブクリニック

事業のご担当者から
ひとこと

株式会社シンフォニア/亀山 みゆきさん

創業以来、産婦人科のクライアントを訪問する中で、減少を続ける出生数について医師をはじめ、医療従事者の方々から様々なご意見を頂いてきました。中でも妊娠・出産、不妊治療と仕事の両立に悩む女性の増加や、育児で孤立して悩む母親の増加などは、同じ女性として、母として心憂えるものです。妊娠・出産へのどきどきわくわくする幸福感や感動、一筋縄ではいかないけれど結果楽しかった子育てなどをあきらめるような社会であってはならないとの思いから、弊社製品、医療機関を通してサポートしていきたいと考えています。今後は産科だけでなく全診療科を視野に、医療機関と患者様がwinwinの関係でいられる新しい診療環境構築のために前進していきたいです。

資料ダウンロード